特徴と教育費の比較【公立vs私立】

このページでは、一目でわかる各中学の違いを一覧にしてまとめてみました。まずは、それぞれの特徴や費用面などの違いをご覧ください。

公立の中学と私立の中学の違いといっても、授業料以外の面で説明できる方は意外と少ないようです。
そこでこのページでは、一目でわかる各中学の違いを一覧にしてまとめてみました。
他ページで詳細掲載している内容もありますが、まずは、それぞれの特徴や費用面などの大まかな違いをご覧ください。

公立中・私立中の特徴比較

 
公立中高一貫校
私立中高一貫校
教育方針 教育委員会や自治体の意向に縛られがち 学校の方針や理念が確立
カリキュラム 進学重視や学外授業など多様なスタイルが増えつつある 伝統的に独自のカリキュラムで自由に編成
施設 自治体・学校によりまちまち 多くの学校が充実した設備を完備
教員 一定期間で転任する 入れ替わりが少ない
進学実績 進学重視の学校では近年好結果を出している 多くが高い実績を上げている
生徒 選抜方法の工夫で多様性に富む 似通ったタイプの生徒が集まる
通学区域 通学範囲が自治体により定められている 通学可能ならどこでも
学費 安い 高い

中・高6年間にかかる学校教育費の目安

 
中・高ともに公立に通学
公立中学から私立高校に通学
中学・高校ともに私立に通学
中学3年間
42万円
42万円
285万円
高校3年間
108万円
234万円
234万円
中・高6年間の合計
150万円
276万円
519万円

参照:文部科学省 「子どもの学習費調査」

上記表を見比べてみると、それぞれの特徴が見て取れますが、昨今の公立中高一貫校の独自性の追求により、明確な差が付きにくくなっています。
但し、学校教育費に関しては、如何ともし難い圧倒的な差がついてしまいます。
この合計金額に塾などの学校外教育費もプラスされると考えると私立中入試をためらってしまいがちですが、意外にも学校外教育費に関しては、公立中学に通う生徒さんの方が多く消費している統計が出ているので、公立中を志望されているご家庭も油断は禁物です。

ある程度の学費はかかっても学校できっちり勉強するか、学校での勉強はそこそこに足りない部分を塾などで補うか等、ご家庭の経済状況もあるかと想いますが悩むところです。
教育費を含め、学習スタイルや校風などの特徴も加味し、最適な志望校をお選びください。