中学入試日について

中学受験の入試日を全国的に見てみると、首都圏近郊では早めの始動。志望する際にはスケジュールを勘案しながら取り組むことをおすすめします。

中学受験の入試日を全国的に見てみると、首都圏近郊では11月末からと早くから始まり、中部圏で1月初旬以降、関西圏で1月中旬以降、東京都をはじめとする首都圏で2月1日以降実施となっています。
首都圏に隣接する栃木県・茨城県・千葉県・埼玉県などでは、首都圏より先行して試験を実施するため、首都圏の受験生が本命受験前の腕試しや雰囲気に馴れるために受験することもあります。

志望校のタイプによる特徴

有名校をはじめとした首都圏の多くの学校は、2月1日以降の数日に1次試験日を集中的に設定しており、志望する際にはスケジュールを勘案しながら取り組むことをおすすめします。
一方関西圏では、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県の各校がほぼ1月中旬以降に入試日が集中しており、日程を考慮した受験戦略をより深く練る必要があります。
その他、中部圏では1月初旬から徐々に始まり、1月下旬に入試日が重なることが多いようです。

入試日の設定で各校を検証してみると、難関校や人気校では、1日だけ実施するスタイルが一般的ですが、一部中堅校などでは2日間以上かけて実施したり、午前・午後に分けて入試を実施する学校もあります。
複数回に分ける入試方法は、第1志望になりにくい学校や、入試日が重なり定員が集まりにくい学校によく見受けられ、各校の受験戦略が見え隠れします。

受験日程は戦略を持って

もし、午前・午後と2校に分けて受験するのであるなれば、午前に難関校or志望校午後に合格安全校を選択する方法をおすすめします。
大人でもそうですが、集中力というものはなかなか長続きするものではありません。
事前に模試や塾などで準備していても、本番とは精神面でのプレッシャーレベルが違います。

最大限の能力を発揮するためにも、合格難易度に変化を持たせたスケジュール管理で、無理な受験日設定に気をつけましょう。
入試日程も、受験を成功させる上で大変重要なファクターです。
第1志望校の入試日を基準に、他校の日程を改めてチェックし、最善の日程戦略で試験に臨ませたいものです。