こちらのページでは、中学受験をタイプ別に分け、それぞれの主要な特徴を説明していきたいと思います。
各校とも生き残りをかけ年々激しさが増す受験者獲得競争ですが、独自性を保ちながら進学率アップを図っている学校も多くあり、新旧人気校が入れ替わるケースもままあります。
タイプ別の傾向を理解し、理想の中学を探してみてください。
名門・伝統ある中学
例えるならば開成中学や灘中学、桜蔭中学といった東大合格者を多数輩出している優秀進学校や、慶応義塾などの内部進学を目指す学校がこの枠に入ります。
名門進学校などは実績からみて補講や個別指導などの学習サポートがしっかりしているイメージがありますが、入学してくる生徒が優秀なこともあり、生徒自身の意思を尊重した教育方針を展開しているところが特徴です。
校風はというと、学習スタイル同様、自由な発想や自主性を重んじられる傾向にあり、行事などにおいても生徒主導のスタイルが一般的な様です。
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中堅クラスの中学
少子化や学校数増加などで生徒獲得競争が一番激しい中間層の学校枠です。
落ちこぼれをつくらない進学指導や自由でのびやかな校風を推進したりと、各校特色を打ち出そうと取り組んでいます。
これまでは、すべりどめ対象として捉えていた学校でも、ここ数年で人気や難易度を上げてきている学校も現れてきており、過去の情報に惑わされずに学校の将来性や入学後のサポート体制など、志望校を選ぶ際は先見性も必要です。
有名進学タイプの中学
高い進学実績で例年志望者も多い学校枠です。
独自のカリキュラムで高校2年相当までに高校の学習内容を終わらせ、高校3年相当に受験対策用の学習に取り組む先取りスタイルを採用している学校が多いのが特徴です。
補講や夏期講習といったサポート体制が整った学校や、大学進学だけでなくその先まで見通した自立した人格形成を目指す学校も出てきています。
新興勢力の中学
創立間もない学校のことで、最近創設が続く、公立中高一貫校や大学附属系一貫校も入ります。
近年特に人気が高いのが公立の中高一貫校で、授業料無料はもちろんのこと、充実した学習計画を打ち立てた結果、優秀な進学実績を誇る学校も出てきています。
また、中央大学附属中や関西大学中等部などの附属系の学校では、内部進学を考慮した受験者層から注目を集めています。