中学受験のデメリット

ここでは、受験勉強前にまずは知っておきたい中学受験前・受験後のデメリットを記してみましたので、参考にしてみてください。

遊び盛りの小学生にとって、自分から進んで勉強することはなかなか難しいものです。
ほとんどの小学生は遊びを優先しているのではないでしょうか。
小学3・4年生位になると、周囲から「中学受験」というキーワードがチラホラ周りから聞こえてきて、受験準備に奔走するご家庭もあるようです。
今の時代、ある程度勉強すれば中レベルの中学校への進学は比較的容易です。
しかし、レベルの高い中学への進学を目指すなら、志望動機をはっきりと家族で共有し、家族全員のサポートのもとチャレンジするのが大切です。
ここでは、受験勉強前に知っておきたい中学受験前・受験後のデメリットを記してみましたので、参考にしてみてください。

中学受験デメリット

★入学前

・親子共々、受かるまで一定のストレスを抱える
・友達との遊ぶ時間が限られる
・クラブ活動や他の習い事の時間が取れなくなる
・家族も受験への協力が必要となり、色々と制約事項が増える
・小学校の先生や生徒と間に距離感ができる
・子供らしさといった内面的成長時期への弊害
・受験に失敗した場合の友人との間に生まれる疎外感

★入学後

・授業費などの金銭的負担が大きい
・常に一定の学力が求められる
・規則が厳しい
・学年が上がるにつれて、生徒間の学力差が著しい
・校風や先生に馴染めない
通学時間がかかる
・他生徒との生活環境や相性が合わない
・日々の学習結果が過剰なストレスになる
・勉強についていけなかった際に脱落感に襲われる
・周囲の期待感とのギャップによるストレス
・勉強ができる=優秀な人間と思いがちに
・継続教育で似たような生徒が多くなり、人としての奥行き感が乏しくなりがち
・統制された環境で育つので、臨機応変な対応力に劣る
・高校・大学進学時の過度な進学ストレス

いかがでしたでしょうか?
志望校を選択する際、偏差値や進学率、授業料などの面がよく注目されますが、実際のところ親子共々、精神的な部分でストレス負担の少ない学校を選ぶことが、重要なのがわかるかと思います。
進学内容が優秀な学校を選びたくなる気持ちもわかりますが、継続してその学校で学習に取り組めなければ苦労して入学した意味がありません。

勉強する時間も大切ですが、家族間の共有時間を多く持ち、受験動機をはじめ互いに本音で話し合う時間もとても大切だと思います。
受験勉強を始めてから…、入学してから…、と後悔しないためにも、良い点・悪い点を含めてトータルな視点で判断してもらえたらと思います。